
SUE CREAM SUE”甘い蜜”
(FOR LIFE RECORDS/JPN 7″/7K-244)
A-1 甘い蜜
B-1 IT’S BAD
米米CLUBのガールズダンサーが歌う、田原俊彦の同名曲のアンサーソング!
米米CLUBでダンス/振付/コーラスを担当したガールズダンサー、SUE CREAM SUEの86年(昭和61年)リリースの1STシングル。
同年にリリースされた1STアルバム「SUECREALISME」からのシングルの裏で、久保田利伸が手掛けた”IT’S BAD”をカヴァーし、ヴァース部分のリリックを女性目線に変更したアンサーソング的なアプローチが技有り!
ビートも太くなり、原曲よりもあらゆる面でヒップホップ的な仕上がりになっています。
クレジットは作詞・松本一起、作曲・久保田利伸、編曲・杉山卓夫という、田原俊彦”IT’S BAD”そのまんまの布陣というのも面白いと思います。
ラップパートのみ抜粋すると、こんな感じ。
駆け込み寺へ、I’m gone
SUE CREAM SUE”IT’S BAD”(RAP 1VERSE)
駆け込み寺へ、Everybody
男がまた純情な女を泣かす、Let’s go crazy
バカバカしいけどLoneliness, tears & tears
街のポスターなんかじゃ、ポーズ・キャリア・ウーマン
オンナ・女の強さ、誤解している男に愛などCan not
そっと寄り添う指の先、ジャ・ジャ・ジャ・ジャパネスク
疲れた時も心で尽くす、すましてスマイル、ドキドキスマイル
健気な心、傷だらけ、Everybody B・A・D, bad-love
田原俊彦版”IT’S BAD”の男性像ってけっこう軟派な印象だけど、SUE CREAM SUE版は女尊男卑と言うか、軟派な男性を蔑視してディスるようなリリックになってて、ラップパート自体も長め。
強い女像を86年時点で国内でラップで体現していた、という意味でも、やっぱりかなり先鋭的な試みだったような。
是非、田原俊彦版のラップパートと比べてみてほしいすね。
本国で言うところのDOUG E. FRESH & MC RICKY D(SLICK RICK)”THE SHOW”に対する、SUPER NATURE(SALT-N-PEPA)”THE SHOW STOPPER”的と例えたら良く言い過ぎかもしれませんが、でもそんなニュアンスかなと。
別アーティスト(別レーベル)で、かつ女性目線でフィメールラップでのアンサーソングという珍しい仕切りが、黎明期のラップ歌謡界にも存在していたという事実は、是非覚えておいてほしいトリビア!



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