DA BUSH BABEES”WE RUN THINGS” – 声ネタ(日本語ラップ)【15】

DA BUSH BABEES_WE RUN THINGS_表
DA BUSH BABEES_WE RUN THINGS_裏

DA BUSH BABEES”WE RUN THINGS”(1994)

NATIVE TONGUESクルーの親戚ぐらいのポジションからデビューした3人組、DA BUSH BABEESは1STアルバム「AMBUSHED」、2NDアルバム「GRAVITY」共々、当時USでのLPはプロモのみ(後の再評価で2020年代にまさかの正規リリース)と、何かと不遇だった印象がありますが、本作然り、”REMEMBER WE”や”THE LOVE SONG”(デビュー前のMOS DEFをフックアップ!)等、シングル単位ではいくつもクラシックを遺していたかと。
そんな彼等の代表曲と言えるのが”WE RUN THINGS(IT’S LIKE DAT)”で、UMMAH結成前のA.T.C.Q.のALI SHAHEEDの(数少ないヒップホップでの)ソロワークの一つとしても知られてるはず。
そんな一曲から、ALIらしいスムースで気持ちのいいビートに(元々フックで執拗に繰り返される本作自体のテーマとも言える一節だけど)BABE-B-FACE KAOSの1ヴァース目で特に目立ってるパンチラインを抜き出してます。
本国でも、翌年の95年にはDAS EFX”REPRESENT THE REAL”で擦られていた有名フレーズ。

I represent the real hiphop

サイプレス上野とロベルト吉野_WONDER WHEEL_表
サイプレス上野とロベルト吉野_WONDER WHEEL_裏

2NDアルバム「WONDER WHEEL」からの人気曲、サイプレス上野とロベルト吉野”START LINE”(2009)。
京都のR-RATED RECORDSからRYUZOを迎え、DJ WATARAI作の大ネタ、DAVE GRUSIN”MODAJI”を使用した哀愁ビートの上で、STERUSS”マイク中毒 PT.2″バリのバック・イン・ザ・デイなリリックが最高!
ハーコーなゲストの人選は当時正直少し意外にも思ったけど、同じ時代をサバイブしてきた者同士、スタイルは違えど互いの音楽へのリスペクトと真摯な姿勢が窺えて、むしろ良き。
内容に合わせたワードのチョイスも完璧だと思います。

サイプレス上野とロベルト吉野_WONDER WHEEL_中面
中面には両雄のファイナルフェイス…!
1:14~
0:04~

ちなみに、冒頭の擦りネタこそDA BUSH BABEES”WE RUN THINGS”ですが、フックで多数のフレーズを繋ぎ合わせた、ロベルト吉野のワードプレイもナイス!
MICROPHONE PAGER”感謝”、TARO SOUL”現場でSEE YA!”(「ヒップホップの神!」)他、国内外の「ヒップホップ」なフレーズを集めてます。

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