
表紙 – M.O.P.
表紙はM.O.P.、1998年9月号!
今にして思えば、M.O.P.のキャリアは、やっぱりROC-A-FELLAに移籍して、作品がオンタイムで出なかったことから狂い始めたのか、それとも”ANTE UP”で(変に)売れちゃったのが悪かったのか…。
98年時点までとは言え、ディコグラフィーにも愛を感じます。
特集 – UK STATE OF MIND
特集は「UK STATE OF MIND」ってことで、UKヒップホップ。
BLADEやCAVEMANに、COOKIE CREW、BEATS INTERNATIONAL(NORMAN COOK!)、SOUL 2 SOUL、果てはCREATORS(懐かしい!)、ATTICA BLUES、HERBALIZERまでって、音も年代もバラバラで節操無さ過ぎだけど、そのゴッタ煮感覚が逆に今読むと新鮮だったり。
DJ KENSEIのロングインタビューのオマケ的に当時のアンダーグラウンド・ヒップホップの60選のガイド付き。
あくまでV.A.「TAGS OF THE TIMES」の流れで、今も入手困難なものは少ないけど、当時聴いてたなーっていうものばかりで、これも懐かしい。
宇多丸連載 – 佐々木士郎のBボーイ伝説
ちなみに「佐々木士郎のBボーイ伝説」では、かの「アースノーマットCM事件」について言及、一部抜粋します。
「珍妙な英語モドキを”クール”だと勘違いしているような、ちょっとズレた若者(地方出身者)」というキャラクターを、面白おかしく際立てる格好の小道具として、ここで「ヒップホップ」という言葉が選択されたに過ぎないのである。(CMの)作り手にとっては、”新奇で軽薄な若者文化”を象徴するものであれば、それは何でも良かったに違いない。
FRONT – SEPTEMBER 1998
(中略)
かつて、ラップなりDJなりが、我々にとって不本意な形でCMなどに利用された例は、それこそ枚挙に暇がない。だが、表現上は何らヒップホップ的要素を取り入れていないにもかかわらず、無神経なイメージ操作によって、この国でヒップホップを愛する者たち(それは「マキオ」と違って、現実に生きている人間なのだ!)の尊厳を徒に貶めた今回のケースは、その悪質さにおいて群を抜いていると言えるだろう。
約25年前から、世の認識にあまりにも進歩がないことに改めて驚かされて。
芸人のジョイマンだったり、CMではBフレッツ(乙葉)、レモンガス(小島あやめ。これはマジで酷かった…)、英会話NOVA(NOVAうさぎ)等、ヒップホップはいつも、いつも「極めて軽薄な若者文化の象徴」として矢面に立たされてきたんだな、としみじみ振り返って少し悲しくなって。
とは言え、CMだと例えば、JINRO飲みニケーション(TWINKLE)、モード学園(HIFANA & 鎮座DOPENESS)、ゲータレード(THA BLUE HERB)、レッドブル(PUNPEE)等、手放しに格好良いものも、もちろんあったんだけど。
2020年前後からのフリースタイルラップの隆盛以降はまた潮目が変わった気もして、この辺りはまた語りだすと深いテーマなんで、またいつか。
DEV-LARGE連載 – THE WORLD OF BUDDHA BRAND
DEV-LARGEの連載コラム「THE WORLD OF BUDDHA BRAND(コワスギルこわすぎる男の世界)」での本号のロゴはこんな感じ。

最後、裏表紙はこんな感じ。
前月にも掲載されてたTWIGYのソロ1STアルバム「AL-KHADIR」のLPの広告!
こっちのデザインの方が先月号のより有名かも。
他の雑誌でも当時見たような覚えがあるし、DJ HAZU(刃頭)が手掛けたプロモのミックステープの紙ジャケにはこちらが採用されていました。


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