
久保田利伸”失意のダウンタウン”
(CBS・SONY/JPN 7″/07SH 1784)
A-1 失意のダウンタウン
B-1 せめて GOOD TIME 今夜だけ
“IT’S BAD”の作者としても知られる、久保田利伸の和ブラコンラップ歌謡!
佐野元春”COMPLICATION SHAKEDOWN”辺りと並んで、「ラップを取り入れた最初の歌謡曲」と評されることも多い田原俊彦”IT’S BAD”が、元々は久保田利伸がデビュー前に関係者に配っていたデモテープ(「すごいぞ!テープ」!)に収録されていた楽曲だったというのは有名な話。
そんな久保田利伸が歌う”IT’S BAD”は残念ながらテレビやライブで披露された程度で、スタジオテイクは唯一「すごいぞ!テープ」しか存在しないため、久保田利伸が歌うラップが公式にお披露目されたのが、自身名義での86年(昭和61年)にリリースされたデビュー作「SHAKE IT PARADISE」からの1STシングル”失意のダウンタウン”。
さすがに同時期に制作されたものだけにブラコン感覚はそのまま、モロに”IT’S BAD”路線なんですが、肝心のラップパートは中盤の転調時に控えめに短く披露されるのみ。
ただ、歌詞を公開していないようだったので、耳コピでどうにか聴き取れないかと今回頑張ってみたものの、コーラスが被ってくる+フィルターもかかっていて、どうにもうまく聴き取れず早々に断念…。
日本語でラップするなら逆にむしろハッキリ聴き取れないぐらいの方が格好イイって価値観があったのか、この辺りの処理(?)は佐野元春”COMPLICATION SHAKEDOWN”や風見慎吾”BEAT ON PANIC”にも通じるものがあります。
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