追究 … 未知のものや不明の事柄を調べて明らかにしようとすること


V.A.「YELLOW RAPCULTURE IN YOUR HOUSE」
(WAX PLATE RECORDS/JPN 12″/YRC 002)
A-1 GUTCH GEE”DO DA DO”
A-2 DJ KRUSH POSSE”K.P.”
A-3 DJ KRUSH POSSE”K.P.”(ACCAPELLA)
B-1 HOME BOYS”NOW IZ WHEN WE MUST DECIDE(SAMURAI STYLE)”
B-2 HOME BOYS”NOW IZ WHEN WE MUST DECIDE(SAMURAI STYLE)”(ACCAPELLA)
B-3 ????
B-4 HONEY BOMB”LET’S GETHERING”
今回もまたまた黎明期のV.A.なんですが、KRUSH POSSE”K.P.”の収録で知られる一枚。
KRUSH POSSEは、言うまでもなくDJ KRUSH、DJ GO、MUROからなる日本語ラップ黎明期に活動した伝説のグループで、とりわけ残された音源が少ないことで有名ですが、当時からレコードで残っているのが本作と、客演仕事ながらMONDAYことMONDY満ちる”WAGAMAMA”。
90年リリース(!)でCD無し、ジャケ無し自主盤仕様のこの形のみという超硬派な流通だったがために、その存在自体が長らくあまり知られることなく、昔はダンス系のエサ箱から数百円で見つかるという奇跡も稀に起こっていたみたいなんですけど、ネットで情報が浸透してからはレア盤として知られる存在。
ただ、MUROが2004年にCUTTING EDGEから発表したベスト盤「BACK 2 BACK」に”K.P.”を収録したことで、当時に自身のINCREDIBLE RECORDSから出回った同盤のサンプラーEPにも収録されて、レコードとしての存在価値は激減してしまったものの、いまなおアカペラの収録は当時の盤のみ。
正直、どうせKRUSH POSSE音源をレコードで収録するなら音盤化していない”CHAIN GANG”にしてほしかった、と思ったのは店主だけではないはず…。
大ネタ過ぎて、権利関係的に厳しいところがあったのかもしれませんが、その方が喜んだDJは明らかに多かった気がします。
折角なので、他の溝についても少しだけ。
GUTCH GEEは、YOGGY-BことEAST ENDのYOGGYとPUZZLE JAM ROCKERSなるユニットを組んでいたソロマイカーで、日本語でのラップを披露。
収録されている”DO DA DO”はP-FUNKっぽい質感のビートに声を張らないラップのスタイルで、どことなくEPMDの初期作を思わせる仕上がり。
裏のHOME BOYSなるグループはDXシュウことGDX、まだラップしてたYOGGY-B、そしてV.A.「BEST OF THE JAPANESE HIPHOP」シリーズでもお馴染みのDJ MA$Aによるグループで、英語でラップ。
アッパーなビートに掛け合いでグイグイ引っ張る”NOW IZ WHEN WE MUST DECIDE”は、モロにP.E.っぽいと思っていたら、最後の詳細不明のフィメールMCの2人組、HONEY BOMB”LET’S GETHERING”はそれ以上のP.E.節。
こっちも英詩ですが、黎明期にフィメールMCの作品ってだけで、そもそも貴重なはず。
しかし、B-3に入ってる謎の溝は何なんだろ、”NOW IZ WHEN WE MUST DECIDE”のビートペラってわけでもないような…?
話の流れで、MUROのベスト盤「BACK 2 BACK」と、ついでに第2弾の「BACK 2 BACK 2」からのEPも紹介しておきます。

MURO”HALLUCINATION”
(INCREDIBLE RECORDS/JPN 12″/KODP-98017)
A-1 MURO”HALLUCINATION”(feat. DJ KRUSH)
A-2 MURO”HALLUCINATION”(INSTRUMENTAL)
A-3 MURO”HALLUCINATION”(ACAPPELLA)
B-1 KRUSH POSSE”K.P.”
B-2 MURO”真ッ黒二ナル迄”
B-3 MURO”HALLUCINATION”(T.V. TRACK)
「BACK 2 BACK」に新録の目玉曲として、新たに発表されたDJ KRUSHとのジョイント曲”HALLUCINATION”がメインではありますが、その裏に往年のKRUSH POSSE”K.P.”も収録!
同曲、ひいてはKRUSH POSSEとしてのかつての活動をこのタイミングで初めて知ったという人も多かったはず…。

MURO”MADE IN JAPAN 2004″
(INCREDIBLE RECORDS/JPN 12″/KODP-98018)
A-1 MURO”MADE IN JAPAN 2004″(feat. TWIGY, E.G.G. MAN, HAB I SCREAM, BOY-KEN, YOU THE ROCK)
A-2 MURO”MADE IN JAPAN 2004″(INSTRUMENTAL)
A-3 MURO”MADE IN JAPAN 2004″(T.V. TRACK)
B-1 MURO”MADE IN JAPAN 2004″(BEN THE ACE REMIX)(feat. TWIGY, E.G.G. MAN, HAB I SCREAM, BOY-KEN, YOU THE ROCK)
A-2 MURO”MADE IN JAPAN 2004″(BEN THE ACE REMIX)(INSTRUMENTAL)
A-3 MURO”MADE IN JAPAN 2004″(ACAPPELLA)
ベスト盤第2弾「BACK 2 BACK 2」の新録として発表された”MADE IN JAPAN 2004″は、元々はYOU THE ROCK & DJ BEN名義の楽曲にMUROが客演参加した楽曲のリメイク。
YOU THE ROCKはもちろん、TWIGY、PRC = POWER RICE CREWとして参戦していたE.G.G. MANとHAB I SCREAM、でMINIDONの代わりにレゲエ畑からBOY-KENという、ほぼほぼオリジナルメンバーでの再演、さらにご丁寧に(?)新たに”MADE IN JAPAN 2004″のDJ BEN THE ACEによるREMIXまで用意した古株ヘッズを泣かせる仕切りになっています(ちなみに、”MADE IN JAPAN 2004″のオリジナル・バージョンはMURO仕事)。
この2枚は見た目が似過ぎていて混同しがちだと思うんですが、内容は全く違うの注意されたし。


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