追究 … 未知のものや不明の事柄を調べて明らかにしようとすること
31記事目は別タイトルをアップしようと思ってたんですが、食指が伸びる作品が在ったので先んじて、つい。
MPCプレイヤー/フィンガードラマーとして名を馳せるKO-NEY、この辺は個人的にあんまり得意な分野ではないんですが、モロにゲームボーイソフトなジャケよろしく、架空のレトロゲーム(!)「オルフェウスの試練」をサンプリングした(!!)というクソドープなコンセプトで制作された同名作品は反応せざるを得ず…。
いやあ、こういう狂った設定は大歓迎!
元々はMCUが主催した「第1回百獣ゲームランド」のイベント会場限定で販売されていたそうで、イベントに行けなかった店主は一般販売を心待ちにしてたわけですが、イベントから約半年、続編となる「オルフェウスの伝説」のリリースと合わせて、いよいよネット販売が解禁されて。
最初の「オルフェウスの試練」が物販のみで完売したせいか、少しネット上に情報が少ない気もして意外と一般解禁~続編発表があまり盛り上がってないように思うんで、僭越ながら作品の認知を上げる一助になればと。


KO-NEY「オルフェウスの試練」
(REBUILD/JPN CD/KRBD-001)
01 – BEGIN
02 – FRONTAL ATTACK
03 – PORTAL
04 – SHOWDOWN
05 – DECISION
06 – ENDROLL(feat. MCU)
まさにファミコン〜ゲームボーイ世代には既聴感しかないチープな8BITサウンドをローファイに料理した、80年代生まれには堪らない楽曲が目白押し!
もちろんMCUが参加した(!)、MC8BIT作品よろしくの”ENDROLL”が目玉には違いないんですが、インストでも前ノメリなビートに小気味の良い展開の妙が光る”BEGIN”/”FRONTAL ATTACK”、Gファンクっぽいブリブリの重厚なベースを合わせた”SHOWDOWN”等、どれも力作。
MCUを追い続けてる方はもちろんですが、VAVA”現実 FEELIN’ ON MY MIND”やB.I.G JOE”LOST DOPE”、STILLICHIMIYA”COMPUTER FAMILIA”辺りが好きならスルーするには惜しい作品だと思います。


KO-NEY「オルフェウスの伝説」
(REBUILD/JPN CD/KRBD-002)
01 – DUNGEON DIVERS(feat. TAKUMA THE GREAT, TONY INKWELL)
02 – TAKE THE LEAP
03 – AIN’T NO JOKE
04 – 暗闇の証明(feat. MCU)
05 – FINALE
06 – TITLE
07 – SELECT
08 – GAME START
09 – STAGE01
10 – LAST BOSS
11 – ENDING
続編の「オルフェウスの伝説」は本編5曲に、サウンドテスト的な短編インスト6曲を追加した計11曲で、よりコンセプトに沿った作りで。
2024年に自身がプロデュースした”DINGDONG”のアナザーサイドと言えそうなTAKUMA THE GREATとTONY INKWELLを迎えた”DUNGEON DIVERS”といい、またしてもMCUを迎えた”暗闇の証明”を筆頭に、本編のインストも前作よりも更に表情豊かで音楽性が上がった印象。
一方で、サウンドテスト的な6曲はいずれも完全なゲームBGMとしか思えない感じで、いかにもそれらしいタイトルにもニヤリ!
いかにも初期ゲームボーイソフト風のアートワークよろしく、「オルフェウスの試練」が初代ゲームボーイ(モノクロ)、「オルフェウスの伝説」が(地味に)ゲームボーイカラー風にアップデートされている通り、ドープなコンセプトはそのままに(完全に意図的に)2作目はちょうどそれぐらいに絶妙に洗練されているのも面白いと思います。
「蘇ったハデスの新たな野望を打ち砕け!!」とあるので多分、前作で倒したラスボスのハデスをもう一回倒す、ってストーリーなのかな…?
ちなみに、イメージ的には「アルゴスの騎士」(TECMO)とか「オリュンポスの戦い」(イマジニア)とか「アイギーナの予言」(ビック東海)とか「マドューラの翼」(サン電子)とか、そんな既製ソフトをモチーフにしていると思われ。
そうそう、ファミコン初期〜中期頃はB(〜C)級メーカーがこういうギリシャ神話っぽい設定のB(〜C)級アクションをよく作ってたよね、という(もっと言うと、ゲームボーイで思い当たるようなソフトは無し)。
当時で言うと「聖闘士星矢」が流行ってたとか、そういうモチーフの背景もあるのかもな、とか思い返してみたり。
次の3作目があるとしたら、次はスーパーファミコンやメガドライブぐらいの16BIT級までアップデートするのか、それともPCエンジンか(?)、とか考えてるだけで楽しいですな。
また、CDにはゲームボーイソフトサイズ(って言って分かるかな?)のシールが付いてて。
やっぱりこのご時世にフィジカルで出す意義を意識した、見事な拘りかと。
さて、このまんまのジャケで7″イケると思うんだけど、どうなんだろ…!

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