MOUSOU PAGER「BEYOND THE OLD SCIENCE」 – #np 2024.08.12

本日8月12日は、調べてみるとMOUSOU PAGERの1STアルバム「BEYOND THE OLD SCIENCE」のリリース日で(2020/08/12) 。※CD「FULLY PARANOID EDITION」のリリース日
MOUSOU PAGERは、無論MICROPHONE PAGERにインスパイアされたグループで、SIR Y.O.K.O.POLOGOD.、SHOWGUNN、DJのKUMA THE SURESHOTの3人組。
元々は「妄想MUROナイト」という、「MUROがかけているような曲を、MUROっぽくかける」ことを目指したという尖りまくったMURO公認のDJイベントを出発点として、当初はイベントのために楽曲制作をしていたそうですが、あれよあれよという間にCDR、12″のリリースを経て、ついには活動の集大成的な形でアルバム(2LP!)まで到達したという、この辺りの経緯はある意味で日本語ラップ史上でも稀に見るシンデレラ・ストーリーだったかと!
そんなMICROPHONE PAGER~MUROマニア達による、愛に溢れた超ファンメイドな一枚をリマインドします。

MOUSOU PAGER_BEYOND THE OLD SCIENCE_CD

MOUSOU PAGER「BEYOND THE OLD SCIENCE」
(PAYME/JPN CD/PM-006CD)

01 – INTRO(サァ皆キキナ)
02 – #MOUSOUPAGER
03 – 誇大妄想(RE-REC)
04 – INTERLUDE M
05 – DA RINGLEADER(feat. TWIGY)
06 – キキタリネエカ
07 – 360°(THREE SCRAPPIN’ STUFF)
08 – 真ッ黒ニナル過程(RE-REC)
09 – SBY
10 – BEYOND THE OLD SCIENCE(feat. AKEEM THE DREAM)
11 – 鸞翔鳳集
12 – JAPANESE LESSON(THE CHECK)
13 – FAN RHYTHM(RE-REC)
14 – INTERLUDE P
15 – HUG NIGHT(RE-REC)
16 – 夢幻泡影
17 – 誇大妄想(ILLICIT TSUBOI CLOUD 9 REMIX)
18 – 360°(THREE SCRAPPIN’ STUFF)(8RONIX ’96 RMX)
19 – キキタリネエカ(キキタリタダロ REMIX)(feat. OMSB)
20 – BEYOND THE OLD SCIENCE(DJ JIN’S DREAMING-A-DREAM REMIX)(feat. AKEEM THE DREAM)
21 – 鸞翔鳳集(TSUTCHIE REMIX)
22 – #MOUSOUPAGER PT.2

先行で配信した同年6月19日にデジタル版では見送り、17曲目以降が全てフィジカルのみのボーナストラックとして収録されており、その意味ではCDこそが最強仕様(「FULLY PARANOID EDITION」!)となっているんで、一旦そちらをメインに。
とは言え、2LPと12″/7″も全て揃えればCDと同内容になるので、この辺りの戦略は緻密だなあ、と書き出してみて改めて感じた次第。
敢えて(そして、愛ゆえ)なんでしょうけど、MURO本人を呼び込むことはせず、MICROPHONE PAGERメンバーでもあるTWIGY、MUROの初期のソロワークをバックアップしたBEN THE ACE、MCだけでなくデザイナーやコラムニスト等、多方面で活動するAKEEM THE DREAM(!)辺りのゲスト陣も通好みで、ILLICIT TSUBOI、DJ JIN、TSUCHIE、OMSB、8RONIXといったリミキサー陣も含めて、いちいち唸らせられる人選になっています。

全曲レビュー

01 – “INTRO(サァ皆キキナ)”
タイトル通りのイントロ、モコモコした不穏なベースラインがどうにも90年代中期の「あの頃」な気分。
繰り返される合言葉、「始まりの合図、さぁみな聴きな」はMICROPHONE PAGER”DON’T TURN OFF YOUR LIGHT”の一節なのは言わずもがな。
締めの声ネタ「妄想だけで、もうそんな時間」も同曲から引用しています。

02 – “#MOUSOUPAGER”
疾走感溢れるタフなビートに乗って、2MCの掛け合いでグイグイ引っ張る勢いのある作りで、実質的なアルバムの開幕に相応しい一曲。
ERIC B & RAKIM”MY MELODY”/”DON’T SWEAT THE TECHNIQUE”やらLORD FINESSE & DJ MIKE SMOOTH”FUNKY TECHNICIAN”、EPMD”THE BIG PAYBACK”等、MICROPHONE  PAGERやMURO絡みばかりではなく、ミドルスクール期のUSクラシックから小気味良い引用も景気良し!
メンバーのMURO関連作品のみならず、USヒップホップへの愛の深さにもヤラれるはず。

「話ってどっから?本当のドラマはこっから」- MICROPHONE PAGER”改正開始”
「ミラーボールのミラーに映った地下」- GORE-TEX”MIRROR BALL 2004″(feat. MICROPHONE PAGER)
「直球勝負」- MURO”三者凡退”(feat. GORE-TEX)
「マッハでぶっ飛ぶイカした3人」- NIPPS”GALAXY PIMP 3000″(feat. MURO, DEV-LARGE)
「あばよ、また会おう」- MICROPHONE PAGER”MICROPHONE PAGER”
「尻尻ペンペン」- MICROPHONE PAGER”一方通行”

03 – “誇大妄想”(RE-REC)
彼等の方向性を決定付けた(?)、最初期の記念碑的一曲にしてすでにクラシック!
KUMA THE SURESHOT作のビートは、明らかにMICROPHONE PAGER「DON’T TURN OFF THE LIGHT」の延長線上に位置する、正に90年代中期の不穏な世界観。
合唱系のフックは”RAPPERZ ARE DANGER”なイメージだし、”夜行列車”、”感謝”、”バスドラ発~スネア行”、”蛙鳴蝉噪”(!)辺りのタイトルを流れるように読み込み、最初期だけに引用も出し惜しみ一切無し(?)、ギミックもふんだんに散りばめた特盛り仕上げでお腹いっぱい。
「動け、壊れたサンプラー」なんて、ECDも引用したMICROPHONE PAGER”GIVE YA CHILL”のMASAOのパンチラインを捩ったフレーズにもニヤリ。
リリース年を読み込んでいる箇所周りをアップデートして、全編撮り直したリ・レコーディング・バージョンになっています。

「妄想だけで、もうそんな時間」- MICROPHONE PAGER”DON’T TURN OFF YOUR LIGHT”
「どんより曇った」- MICROPHONE PAGER”病む街”
「早さはBPM 95の」- MAKI & TAIKI”バスドラ発〜スネア行”(feat. MURO)
「ウルトラレアな奴ら」- MICROPHONE PAGER”七転八倒”
「バックトラックは」- MICROPHONE PAGER”七転八倒”
「ワンツーワンツーで〜を貫通」- MICROPHONE PAGER”七転八倒”

04 – “INTERLUDE M”
“INTRO”に続くスキットで、入り口から更に黒い世界の奥地へと誘うような雰囲気。

05 – “DA RINGLEADER”(feat. TWIGY)
ビートはBEN THE ACE、客演にオリジネーターのTWIGY(ご本人登場!)を迎えた布陣は、往年のクラシック「AL-KHADIR」~SPELLBOUNDの世界観にMOUSOU PAGERが乱入したような様相。
TWIGYもイントロだけでなく、きっちりヴァースも蹴ってて相変わらずのラップ巧者振りが炸裂。
メンバー的にもレジェンドとの共演で気合の乗りが違ったのか(?)、タイトな掛け合いラップがギミック抜きで格好良し。

「いつか手に取ったあのクソ分厚い本、内容はもちろん」- MURO”第三段落97ページ”
「踊る人間から踊らす人間」- MURO”第三段落97ページ”
「ハ、ハイな状態で楽しみな」- DANCEHALL CHECKER(TWIGY)
「ニュータイプ、ならぬブランニュータイプ」- NIPPS”GALAXY PIMP 3000″(feat. MURO, DEV-LARGE)
「灯り消すな」- MICROPHONE PAGER”DON’T TURN OFF YOUR LIGHT”
「ここは夢の製造基地」- MURO”STREET LIFE”

06 – “キキタリネエカ”
冒頭の声ネタは、MICROPHONE PAGER”RAPPERZ ARE DANGER”から。
フックも同曲使いを引っ張るんで、”RAPPERZ ARE DANGER”へのオマージュ感が強いが、もちろん他曲からも色々とつまみ食いしています。
おどろおどろしい雰囲気から一転、3ヴァース目にだけ展開するビートも渋い!
ちなみに、ラストを締め括る「WHO’S THE MAN, MASTER PLAN」の声ネタは、もちろん”第三段落97ページ”(REMIX)を意識したKAY-GEES”WHO’S THE MAN?(WITH THE MASTER PLAN)”から。

「構わず進むぜチャックチャック、バッターいびった」- MURO”三者凡退”(feat. GORE-TEX)
「甘い甘い、そんな甘くないさ、このトラックに対する気合は」- MAKI & TAIKI”バスドラ発〜スネア行”(feat. MURO)
「歩んできた、この道の延長」- MAKI & TAIKI”バスドラ発〜スネア行”(feat. MURO)
「巻き戻して、ド頭から聴け」- MICROPHONE PAGER”七転八倒”
「タフでナンボのこの~」- MICROPHONE PAGER”病む街”/”七転八倒”

07 – “360°(THREE SCRAPPIN’ STUFF)”
イントロのタフなブレイクからして頭が振れる本作は、アルバム本編に先駆けて45でお披露目された一曲。
MARLEY MARL”MARLEY MARL SCRATCH”の絡め方も絶妙なブーンバップ好きには堪らないビートに乗って、ここでも様々な楽曲のパンチラインを小気味良く引用してるわけですが、フックで繰り返される「どんだけ続くんだ、この妄想」なんてラインから考えて、最初期曲の”誇大妄想”辺りと共に彼等の名刺代わりの楽曲と言えそうな気がします。

「〜ボタンは自分で押します」- MICROPHONE PAGER”GIVE YA CHILL”
「比べてみろ、~との差を」- MICROPHONE PAGER”改正開始”
「派手なビート、つまみ食いさ」- MURO”LYRICAL TYRANTS”(feat. O.C.)
「生き抜こう、地球〜うちは」- MICROPHONE PAGER”病む街”

08 – “真ッ黒ニナル過程”(RE-REC)
タイトルからして、”真ッ黒”シリーズのオマージュ。
MURO本人名義以外だと、ももいろクローバーZ、TINA作品が在りましたが、長めに引っ張ってきた声ネタを据えたフック、リリック含め、”真ッ黒ニナル迄”/”THE VINYL ATHLETES(真ッ黒ニナル果テ)”からの引用が多めで、コンセプトがそのまんまなところと合わせて考えると、まあ納得の仕上がりではあります。
合間に他の曲からのラインを挟み込んでいるのも良き。

「深入りするなよ」- MICROPHONE PAGER”RAPPERZ ARE DANGER”
「死ななきゃコリねえ、コイツだけは」- MICROPHONE PAGER”DON’T TURN OFF YOUR LIGHT”(89TEC9 MIX)
「ブーツの紐締め、格好付けて外出」- MURO”STREET LIFE”
「ジャブジャブ、ワンツー」- MICROPHONE PAGER”GIVE YA CHILL”

09 – “SBY”
キングギドラ”行方不明”から「中坊の俺は~」やMICROPHONE PAGER”七転八倒”から「本物、偽物、決めるお前らの耳が見もの」(RINO)、G.K. MARYAN”FREE GREEN”から「調子はどうだい、イカれた兄弟」等、MUROやMICROPHONE PAGER作品に限らず90年代の日本語ラップ・クラシックからの引用が目白押し!
タイトル通り、彼等なりの渋谷・宇田川アンセムにして、同時に往年の日本語ラップ・クラシックへの最高のオマージュになっています。
さんぴんCAMP世代のBボーイには、涙すら禁じ得ない仕上がり!

「並び並ぶ並び並ぶフライヤー」- MICROPHONE PAGER”DON’T TURN OFF YOUR LIGHT”(89TEC9 MIX)
「~丁目でやってるらしいな」- MICROPHONE PAGER”DON’T TURN OFF YOUR LIGHT”(89TEC9 MIX)
「死ななきゃコリねえ、コイツだけは」- MICROPHONE PAGER”DON’T TURN OFF YOUR LIGHT”(89TEC9 MIX)

10 – “BEYOND THE OLD SCIENCE”(feat. AKEEM THE DREAM)
アルバムタイトル曲は本編で初お披露目で、冒頭の声ネタはもちろん”鬼哭啾啾”から。
リリース時まで伏せられていた楽曲でしたが、玄人に人気のレジェンドMC、AKEEM THE DREAM(!)を呼び込んだ布陣からしてソソる一曲!
KUMA THE SURESHOTの手による、MUROの声ネタだけでコラージュした緻密なフックも最高!
間違いなく、複数在る本編の山場の一つだと思います。

「超えろ超えろ超えろ超えろ、不可能な壁、乗り越えろ」- MICROPHONE PAGER”RAPPERZ ARE DANGER”
「ヒップホップ人生に腹を括る」- MURO”CHECKMATE”(feat. DEV-LARGE)

11 – “鸞翔鳳集”
“誇大妄想”に次ぐ、四文字熟語シリーズ第2弾!
いかにもMICROPHONE PAGER「DON’T TURN OFF YOUR LIGHT」に入ってそうなビートだった(?)”誇大妄想”に比べるとパンチラインの引用もそこそこの感じで、正に2ヴァース目にあるようなMOUSOU PAGERの「オリジナリティー」を打ち出してきた一曲と言えるかも。

「大都会、此処はコンクリートジャングル」- MURO”CONCRETE JUNGLE”
「聴きな、日本語ラップシーンの今」- MICROPHONE PAGER”改正開始”
「立ち止まりなよ、赤信号」- MICROPHONE PAGER”東京地下道”
「余裕ぶっこくと地獄みんぞ」- MAKI & TAKI”バスドラ発~スネア行”(feat. MURO)
「酒を浴びながら今夜は泣け」- MURO”HAN-TOME”

12 – “JAPANESE LESSON(THE CHECK)”
箸休め的インスト、と言いたいところですが、タイトル通りの和モノ版”LESSON”でハイカロリーなサンプリング・コラージュ作品!
構成はもちろん、声ネタを含めて練りに練られた極上仕上げ。
和モノの楽曲としては古くから人気が高いものの、ネタとしてはまだフォーカスされていなかった、あしたのジョーの”力石のテーマ”や、浅川マキ”ちっちゃな頃から”のライブ・テイク辺りの選球眼も流石!
このテのメガミックス~サンプリング・コラージュ的な作品として考えても、和モノ云々関係無しにハイレベルだと思うんで、日本語ラップのヘッズ以外も聴くべき一曲かと。

13 – “FAN RHYTHM”(RE-REC)
SHOUGUN版”PAN RHYTHM”!
JB”FUNKY DRUMMER”を使用したビートは、良い意味で大味なマッシュアップ感覚が最高に楽しい!
リリックの引用だけでなく、MUROのミックステープ名や「こんなシーンを待ってたぜ」なんて名言まで盛り込んでみせたり、遊び心もたっぷり。

「ここにきて初のソロデビュー」- MURO”第三段落97ページ”
「ラップ取ったらただのデブ」- MURO”XXX-LARGE”
「待ちくたびれた週末の主役」- MURO”WEEKEND FUNK #7″
「BAND仲間、登る彼方」- MURO”HIPHOP BAND”(feat. BOO)
「10年でも、100年でも」- BOO”SMILE IN YOUR FACE”(feat. MURO)
「IT AIN’T NOTHING LIKE HIPHOP MUSIC」- MURO”HIPHOP BAND”(feat. BOO)

14 – “INTERLUDE P”
終幕へのブリッジとなるスキット。女性コーラスのサンプルが妖艶な雰囲気を醸す1分間のクールダウン。

15 – “HUG NIGHT”(RE-REC)
彼等なりに”TWO NIGHT”を愛たっぷりにオマージュした一曲!
「たまにいいかな~」と歌うフックをはじめ、原曲からの引用が多くて書き出すとキリがないですが、テーマに沿ったラインは他曲から滑り込ませているのもニクい!
SOUL SCREAM”黒い月の夜”でも引用された「あの日の夜、クラブは満員だった」からの歌い出しも耳を惹きます。

「さあさあ、フロアに出ておいでよ」- MURO”DELIVERY”

16 – “夢幻泡影”
イカツめの四文字熟語タイトルとは裏腹に、”HUG NIGHT”からの流れで本編のエピローグ的一曲。
不意に読み込まれる「泡立つソーダ 消えねぇから俺たちは」なんてラインこそ、タイトルよろしく、楽曲のコンセプトそのものか(泡ネタは”HAN-TOME”のリリックからの連想?)
サラリと”CHAIN REACTION”のタイトルも飛び出しますが、終始、詩的なリリックに唸らされるはず。

「憧れだけで終わりたくねえから」- MURO”STREET LIFE”
「傘必要ない俺たち」- MICROPHONE PAFER”DON’T TURN OFF YOUR LIGHT”(89TEC9 MIX)

17 – “誇大妄想”(ILLICIT TSUBOI CLOUD 9 REMIX)
日本語ラップの歴史において要所要所でクリティカルな仕事をこなすフィクサー、ILLICIT TSUBOIによるREMIX!
不穏な空気感が充満するオリジナル・バージョンとはガラリと印象を変え、村松健”NEW YORK, CLOUD 9″にド定番ブレイク、INCREDIBLE BONGO BAND”APACHE”をブチ込む、陽気にブッ壊れたILLICIT TSUBOI節全開のビートに撮り直したテンション高めのラップが最高過ぎる!
12″の「MOUSOU PAGER EP」で初公開され、アルバムの配信版には未収録だったものの、CDの完全版「FULLY PARANOID EDITION」に晴れて収録されました(ただし、2LPには未収録…)。

18 – “360°(THREE SCRAPPIN’ STUFF)”(8RONIX ’96 RMX)
8RONIXによるREMIXは、KUMA THE SURESHOTによる攻撃的なビートから一転してホッコリしたピースフルなムード。
個人的に思わず頭が揺れるオリジナル・バージョンが好みですが、ほぼ全編のミックスを手掛け、MOUSOU PAGERとは親交も深い8RONIXだけに、さすがにツボを押さえた仕上がりかと。

19 – “キキタリネエカ”(キキタリタダロ REMIX)(feat. OMSB)
OMSBが客演にも参加し、ビートも手掛けたREMIXは、オリジナル・バージョンとは一味違った怪しげでドープな仕上がり。
いかにも「らしい」ビートなんで、トリで登場するOMSBが自身のヴァースで全部持ってっちゃってるような…?

20 – “BEYOND THE OLD SCIENCE”(DJ JIN’S DREAMING-A-DREAM REMIX)(feat. AKEEM THE DREAM)
RHYMESTERのDJ JINが手掛けたビートは、オリジナル・バージョンに比べると少々印象薄めかも。
シンプルな装飾故にAKEEM THE DREAMとのマイクリレーがより立って聴こえます。

21 – “鸞翔鳳集”(TSUTCHIE REMIX)
ビート剥き出しの鳴りからして、あの頃のSHAKKA ZOMBIEサウンドという感じ!
MOUSOU PAGERがリクエストしたのか(?)、90年代中期頃っぽいサウンドがコンセプトともハマッてて良き(ミックスもTSUTCHIEが担当)。
惜しむらくはラップを録り直していないんで、フックが「今日もKUMA THE SURESHOTのトラックをバックに〜」のままになっていることぐらいか。

22 – “#MOUSOUPAGER PT.2”
前ノメリなオリジナル・バージョンとは趣を変えた、ビート違いのREMIX的テイク2。
CDの「FULLY PARANOID EDITION」では実質的一曲目のオリジナル・バージョンから、ホッコリした雰囲気のテイク2で締めて大団円という構成になっています。  

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