BUDDHA BRAND”人間発電所”(CLASSIC MIX) – ジャケネタ(日本語ラップ)【4】

BUDDHA BRAND_人間発電所(CLASSIC MIX)
O.S.T._ACROSS 110TH STREET

BUDDHA BRAND”人間発電所”(CLASSIC MIX)(12″)

O.S.T.「ACROSS 110TH STREET」(LP)

続いて、BUDDHA BRAND作品より。
BUDDHA BRANDの代表曲”人間発電所”の、イントロの語りがオリジナル・バージョンのよしだたくろうからLIBERACEのライブ盤のMCの一節に変更されて、リマスタリングも施されたテイク違いの12″。
こちらの声ネタは、DE LA SOUL”PLUG TUNIN'”やKANYE WESTやRAKIM等の”CLASSIC”辺りでもお馴染みのはず。

ネタ元は、BOBBY WOMACKとJ.J. JOHNSONがスコアを手掛けた名作ブラックムービー「ACROSS 110TH STREET」(邦題「110番街交差点」)のO.S.T.。
映画の内容の方は、ニューヨークはハーレムでの30万ドル強奪事件を巡るマフィア VS 警察、銃撃戦たっぷりのハードなアクション作品という感じですが、72年公開の本編の時代背景には明らかに「ブラック・パワー」のムーブメントが在るんで、同時期の例えば「SHAFT」(邦題「黒いジャガー」!)だったり、「SUPER FLY」辺りと同列に語られるべき作品でもあります。
そんな背景ごとメッセージとして託し、主題歌のBOBBY WOMACK”ACROSS 110TH STREET”が97年に「JACKIE BROWN」、2007年には「AMERICAN GANGSTER」で使用される等、90年代以降は度々再評価されていることでもお馴染みのはず。
そんな映画本編の解説はそこそこに、ジャケの方はオリジナルだと30万ドルの現金がBUDDHA BRANDのものではレコードの7″に換えられて、人の配置も含めてなかなかの再現度!
左下のマテリ警部(ANTHONY QUINN)の写真位置に、CQをわざわざ別撮りして配置したのもニクい…!

ちなみに、BUDDHA BRANDのジャケ写真は、元々は前回紹介した96年の「人間発電所(プロローグ)」(CD)の裏ジャケが初出。

BUDDHA BRAND 人間発電所 プロローグ CD_裏

“人間発電所”(CLASSIC MIX)の12″のリリースは99年で、DEV-LARGEの生前唯一のアルバムにしてベスト盤「病める無限のブッダの世界」からのシングル扱いだったわけですが、アルバム本編のリリース時にはすでにグループとしてはDEV-LARGEとCQの2MC体制になっていたけど、初期音源の再発っぽいニュアンスの本作についてはやはり当時の写真を使いたかったのかなと。
もちろん、元々から当然「ACROSS 110TH STREET」を踏まえて撮影されたものでしたが、12″ジャケで再利用するにあたってはカラーにして、デザインに標識も加えたことでさらに再現度を上げています。
前回のMANDRILL「JUST OUT SIDE OF TOWN」然り、今回もジャケで引用した作品から音のサンプリングはしてません。

ちなみに、写真のサンプルCDの中ジャケにのみ、DEV-LARGEから関係者各位に向けたメッセージが掲載されているのも語り草。
写真と共に引用しておきます。

BUDDHA BRAND 人間発電所 プロローグ CD_中ジャケ

俺らをDISした全ての奴等、誰だか分かるだろ
オマエだ。鏡にテメエの面写してよ〜く見てみな
オマエは所詮コップの中の嵐だったんだよ。いやな沼に埋まってる暇はねーのさ

“勘違いMOTHER FUCKA TURN INTO テング
肩書き信じ何処行く孤独SMALL TIME HUSTRER
目先の金離せずハナだけBIGで中身おつかず”

俺たちの足跡を手繰り寄せて
NEXTレベルを目指すILL KIDS達へ

耳腐る程聞いてると思うけどオリジナルを失わず
いつも斬新な発想で確かなものを作って日本のHIP HOPシーンを
作り上げてほしい。目標なくして生きがいなし、一念岩をも通す

闘争無限 -HUSTLER BOSE-

この感じ、後のK-DUB SHINE(Kダブシャイン)とのビーフを彷彿させる物言いですが、そういう意味ではDEV-LARGEはデビュー当時から一切ブレていなかったと。
締めの一文「目標なくして生きがいなし、一念岩をも通す」、最高!

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