いいとも青年隊”脳ミソ・タランラップ” – 日本語ラップ以前【17】

いいとも青年隊_いいとも気分_表
いいとも青年隊_いいとも気分_裏

いいとも青年隊「いいとも気分」
(RADIO CITY/JPN LP/RL-1010)

A-1 ちょっとSEASON
A-2 ウキウキWATCHING
A-3 DRY SHERRY FOR TWO(二人でドライシェリーを)
A-4 だったらツイスト
B-1 失恋コンテスト
B-2 あっぱれプリンセス
B-3 ABCは合言葉
B-4 シンディ
B-5 脳ミソ・タランラップ

いいとも青年隊が歌う、自称”ラップ”な変態アンカット曲!

国民的バラエティー番組「笑っていいとも」のアシスタントグループとして、同番組で活躍した久保田篤(アツシ)、野々村真(マコト)、羽賀研二(ケンジ)のトリオ、初代いいとも青年隊による84年(昭和59年)発表の唯一のアルバム「いいとも気分」から。

直球の和モノの文脈では、作曲を伊藤銀次、編曲を鷺巣詩郎が手掛けた「笑っていいとも」のテーマソング”ウキウキWATCHING”の方がまだ人気があるかもしれませんが、日本語ラップ・リスナーにはそっちじゃなくて”脳ミソ・タランラップ”の方を!
“ラップ”とは名ばかり、実際にはテクノ歌謡辺りにカテゴライズした方がまだ納得感のある変態的一曲なんですが、メンバーが入り乱れる寸劇パートがラップ的で、山田邦子”邦子のかわい子ぶりっ子”(バスガイド編)をラップと解釈できる柔軟な耳のリスナーなら、どうにか許容範囲と言えそうなギリギリのラインだと思います。
山田邦子みたいに分かりやすいギャグというギャグでも無いんで、どうにも文字起こししにくい感じと言うか、普通にしゃべってるだけって感じもするし。

LPの歌詞カードには”脳ミソ・タランラップ”の掲載はなく、代わりに載ってたコメントを引用。

ニューヨークで大流行というラップに、ラテンっぽさを加えてボクたちもチョーセンしてみました。最初から最後までゼンブ、アドリブ。2度と唄うことはできません。

全部アドリブの完全即興なら、それはそれでフリースタイルとして貴重って考え方もあるのか…。
そもそも時代柄、CDのリリースがなく企画色の強い作品であることに加え、その後にメンバーの羽賀研二の犯罪歴等々で今後もデジタル化が絶望的な一枚、かつアンカットでLPのみでしか存在していないので、ラップ歌謡としても貴重な部類に入ると思います。

余談ですが、同年にリリースされたライブ盤「LIVE」では残念ながら”脳ミソ・タランラップ”は、歌詞カードのコメントの通り、本当に演ってません。
ライブテイクも存在していたら面白そうだったんですけどね。

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