ミス花子”河内のオッサンの唄” – 日本語ラップ以前【8】

前回、山田邦子”哲学しよう”からの流れで、芸人~コミックソング的な角度で暫く深堀りしていこうかな、と!

ミス花子_河内のオッサンの唄

ミス花子”河内のオッサンの唄”
(BLOW UP/JPN 7″/LK-19-A)

A-1 河内のオッサンの唄
B-1 サラリーマンぶるうす

関西の一発屋、ミス花子によるラップ歌謡の入門編的一曲!

76年(昭和51年)リリース、大阪を拠点に活動したシンガーソングライター、ミス花子の当時80万枚(!)のヒットをカッ飛ばしたことでも知られる代表曲。
何気にファンキーなビートを、正に河内のオッサンのノリでラップとも寸劇とも言えそうな歌い回しで走り切る本作は、なぜか和モノの文脈ではことごとくスルーされ続けているものの、冷静に聴き返してみると意外とイケる感じ。

ラップ(風)パートのみ抜粋すると、こんな感じ。

おー、よう来たのワレ
まあ、上がっていかんかい
ビールでも飲んでいかんかいワレ
久しぶりやんけワレ
何しとったんどワレ
はよ上がらんけオンドレ
何さらしとんど

======================

これから熱いのワレ
仕事がエラいのワレ
もっと飲まんけオンドレ
何さらしとんど
明日は休みやんけワレ
男はもっと飲まなあかんど
しっかりしたらんけワレ
何さらしとんど

ミス花子”河内のおっさんの歌”(RAP 1+2VERSE)

3ヴァース目で声色を変えて、女房役まで出てくるとさすがにちょっとコミックソング色が強くなるんで、そこまでを抜き出してみると、解釈次第では(?)文末の「ワレ」で韻を踏んでるとも言えるし、終始一人称で語りかけてくる歌詞も含め、本質的な意味でもなかなかにラップ的な気がします。
たまに出てくる「オンドレ」で外してくるわけですね…。

当時、変に売れてしまっただけに(?)リサイクルショップや、レコ屋の100円コーナーの常連なので、山田邦子”邦子のかわい子ぶりっ子(バスガイド編)”やC-C-B”ないものねだりのI WANT YOU”辺りと共に、ラップ歌謡の入門編的として是非。

コメント

タイトルとURLをコピーしました