追究 … 未知のものや不明の事柄を調べて明らかにしようとすること
前回の「THE RHYME ANIMAL REMIX EP」シリーズに続いて、ZEEBRAから!
ZEEBRA”NUMBER ONE FAN”
(UBG RECORDS/JPN PROMO CD/DSP-01894)
01 – NUMBER ONE FAN
2008年リリースのベスト盤「THE ANTHOLOGY」と、PV集「THE CLIPS(COMPLETE COLLECTION)」の両方の初回盤の購入者が、同年の武道館のワンマンライブに出向いて初めて入手できた特典CD!
そもそも作品がデラックス仕様で高額だったのに加えて、ライブ料金も含めて考えると、恐らくはいまだに日本語ラップ史上で最も入手ハードルが高い特典の一つと言えるかと。
一曲入魂、男のシングルCD仕様!
全曲レビュー
01 – “NUMBER ONE FAN”
GLADYS KNIGHT & THE PIPS”LOVE FINDS ITS OWN WAY”の冒頭の美しいピアノリフを使用したビートにタイトル通り、”STREET DREAMS”辺りとはまた違う角度で日本語ラップシーンをレペゼンした泣きの一曲。
キャリア20周年を飾った節目の年、CD/PVのベスト盤を両方購入し、武道館ライブにまで駆けつけるような真のファンだけに向けられたものだからか、他のどの楽曲よりも弱みも含めた自身の内面、プライベートな部分を吐露したリリックは涙無しには聴けません…。
UBG周辺のDJ DIORI(D-ORIGINU)「REVOLUTION OF JP VOL.1」やDJ SPACE KID「ALL EYEZ ON ASIA VOL.1」に収録されたぐらいで、CDはもちろん、アナログやDVDも含めいまだ公式からフィジカル/配信でもリリースが無く、今となっては幻曲となった感があります。
タイトルに掛けて言うなら、ZEEBRAの真のファン(“NUMBER ONE FAN”)であれば、その証として是非とも入手したい一枚だと思います。
ちなみに、センターラベルのアートワークはもちろん、本国のBOOGIE DOWN PRODUCTIONS関連作品で知られるB-BOY RECORDSを引用したもの。
ラベルデザインの定番と言うか(?)、他にもYOU THE ROCK”FREE”(12″)やDUSTY HUSKY「SPECIAL EDITION LIMITED VINYL EP」(12″)でも使われていたりするんで、日本語ラップのヘッズにはお馴染みのはず。
オリジナルのラベルは写真みたいなタイダイっぽい色味から、単色で薄い水色やエメラルドグリーン他、けっこうバリエーションが豊富で、ラベル上部のレーベルロゴだけが統一のデザイン。
よくよく見ると、ロゴの「C」を(なぜか)強調してるのはZEEBRA盤のみなんで、色味こそ黒だけど何気にオリジナルへのリスペクトを感じますね。
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