
C-C-B”ないものねだりのI WANT YOU”
(POLYDOR/JPN 7″/7DX1470)
A-1 ないものねだりのI WANT YOU
B-1 霧のミステイク

C-C-B”ないものねだりのI WANT YOU”(ゼイ肉MIX)
(POLYDOR/JPN 12″/10MX-1261)
A-1 ないものねだりのI WANT YOU(ゼイ肉MIX)
B-1 ないものねだりのI WANT YOU(筋肉MIX)
ラップ歌謡にも挑戦!”ROMANTICが止まらない”一発だけじゃない。
86年(昭和61年)発表、いとう せいこう & TINNIE PUNX「建設的」と同年ですが紹介。
C-C-Bと言えば、やっぱりテクノ歌謡クラシック(?)として知られる”ROMANTICが止まらない”一発のイメージが強いですが、後年にはラップも取り入れちゃってました。
82年の結成当初はCOCONUT BOYSという名義で、和製ビーチボーイズを狙ったらしいですが、リリースを重ねる毎にテクノ~ラップにまで食指を伸ばす雑食振りで、本作においては7″がラップ歌謡大百科に掲載済み。
ラップパートのみ抜粋すると、こんな感じ。
愛して冷たい、君は電話でつれない
真紅のインクで、好きだと書いてくれない
キスしてもえない(ない・ない)、ウィンク投げても振り向かない
濡れないまなざし、後ろの正面だ・あ・れ======================
遊んで惚れない(惚れ・惚れ・惚れ・惚れない)、楽しませてももらえない
小指でつねって、手も触れさせちゃくれない
純情(純情)、薄情(薄情)、満場一致の美少女
目隠し、手探り、後ろの正面だ・あ・れ======================
天真爛漫、春一番の微笑み
C-C-B”ないものねだりのI WANT YOU”(RAP VERSE)
哀しい魂、君は抱いても感じない(感じて)
暮れない都会に飛べない小鳩が一羽
揺れない、酔えない、やるせない、後ろの正面だ・あ・れ
吉幾三”俺ら東京さ行ぐだ~”然り、初期のラップ歌謡は「ない」で韻を踏みがち、というアルアルが一つだけある感じ。
他にも「純情・薄情・満場(一致)」とか「揺れない・酔えない・やるせない」みたいに、語呂の良いフレーズを重ねて踏んでくる感じは、吉幾三のそれよりもだいぶラップ的と言っていいと思います。」
本作の12″はREMIX盤として、ビートはよりデフになってリリックも変更!
アパレルや車、ファミレスの名前を羅列する”ないものねだりのI WANT YOU”(ゼイ肉MIX)に、オリジナル・バージョンのリリックにビートのみ差し替えた”ないものねだりのI WANT YOU”(筋肉MIX)を収録しています。
何気に、85年に発表した5THシングル”LUCKY CHANCEをもう一度”にも12″が存在していて、そこでは早くもメガミックス(!)手法まで果敢に取り入れていたりします。
たまたまテクノ歌謡でヒットしたってだけで、奇抜なファッションセンス然り、目新しい/流行りものは、とりあえず何でも試してみるチャレンジ精神が旺盛な人達だった、ってことでしょうか。
“ROMANTICが止まらない”の二匹目のドジョウこそいなかったけど、筒美京平が手掛けた本作も楽曲としては良く出来ていると思います。
2010年代には、P-VINE発のV.A.「ラップ歌謡曲(第2弾) あの娘にカセットあげよう」にも収録済み。


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