入荷情報(2025.06.06)

ヒップホップを知る人なら、誰もがゴールデンエラとして認識しているであろう1994年、から1年後の1995年は、今年2025年からちょうど30年前。
USではヒップホップ誕生から約10年が経ってカルチャーとしてストリートで浸透、結果としてプレイヤーは増えてシーンが成熟してきたことで、いよいよラップもビート(サウンド)も一つの到達点を迎えた感があって、今やヒップホップのブーンバップと呼ばれるようなサウンドの外殻がこの時期には出来ていたと言えるかと。
95年も、前年に負けず劣らずUS産作品には名盤が犇き、シーンの盛り上がりは加熱する一方、今では別物級にセパレートされることも多いメインストリームと呼ばれるようなチャート狙いのある意味ビジネスライクなサウンドと、ハードコアないわゆるストリートなサウンドとが、まだまだ同じ土俵で語られていた時期でもあったわけで、古株ヘッズが古き良き時代としてノスタルジックに語る場面が多い気がするのはその辺りの背景も無関係ではないと店主は考えます。
そういう意味では、ヒップホップがストリートに根差し、第一世代もいまだ現役、誕生当初の純度が保たれていた時期でもあり(ただ、厳密にはBIZ MARKIE”ALONE AGAIN”のサンプリングクリアランス騒動が91年には起こってるから、そんな状況が崩れきる前という解釈のが適当かも)、ゴールデンエラとして皆が懐かしむのも大いに理解できると言うか。

そんな95年を今回改めて振り返ってみたいと思ったのは、まあ今年がちょうどそこから30年という節目を迎えたことが一番なんだけど、なぜ94年、去年じゃなかったのかと問われたら、日本語ラップ史と共に振り返るなら94年は日本だとむしろヒップホップ元年みたいな印象で。
厳密には、それ以前からスチャダラパーやMAJOR FORCE勢、MICROPHONE PAGERもライムスターもECDも YOU THE ROCKも居たけど、まだ世の中が見つける前で、ハッキリ言えば本格的にシーンとしては始まってなかったぐらいに感じてて。
やはり日本で、今と地続きのいわゆる日本語ラップをそれとして皆が広く認識したのは、”今夜はブギー・バック”だったし”DA.YO.NE.”だったから、そこにカウンターとしてMICROPHONE PAGERだったりカミナリ、広義で言えばさんぴんCAMP勢が本格的に暗躍し始めた時期とは、どうしても少し時差があるわけで。
名盤連発のUS産と並列に並べるにも、量でも質でも1、2年の時差はやむを得ず、今回USヒップホップ/日本語ラップをA/B面のミックステープに収める構成から考えても95年以降でこそ面白いという個人的確信から、やるなら95年からだな、て去年からひっそりと脳内でアイデアを温めてきて、いよいよやってみた次第。

厳密に細かくタイトルごとのリリース年がアルバム基準やシングル基準だったり、CDかアナログかで微妙なものもあるんですが、そこは多少大目に見てもらって(まあ、殆ど合ってるし、縁があるのは間違い無いので)。
そこよりも、どうか30年前当時のシーンと同じく、本国US産と国産の日本語ラップを分け隔てることなく、流れのままにシームレスに楽しんでいただきたく。
30年越しの元ネタの答え合わせとして楽しんでいただくのも大歓迎、あまり知られてないであろうところも押さえてますぜ。
ジャケとタイトルはもちろん、US産のネタばらしV.A.シリーズをオマージュ、好評だったら来年も…。
というはまだ気が早いんで、まずは95年版をENJOY!

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